「小田原にクレモナとミルクールを持ってくる」という文京楽器、茶木泰風氏のプロジェクトに賛同し2019年、小田原に弓工房をオープンしました。小田原では数十年に渡り弦楽器製作が行われており、クレモナやミルクールに並ぶような生産拠点となることを私達は目指しています。
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アーティスティックで優れた演奏性を持つ弓を作る
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最高水準の修復を行い、弓の演奏機能の調整、カスタマイズを提案する
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小田原で作った楽器や弓、そして今までのキャリアで出会った職人達が製作した楽器の販売をする
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オールドボウとその歴史の研究・学術的貢献をする
Philosophy
鎌田 悟史
Satoshi Kamata
・2002年 BFA カリフォルニアカレッジオブアーツアンドクラフツ(CCA)
・2005年 株式会社アルシェ入社 大瀬国隆に弓製作を学ぶ
・2010年よりViolin Society of Americaが主催する各種イベントに参加する
BostonのDavid Hawthorneに弓製作を学ぶ
・2016年度VSA 国際製作コンペティションにてCertificate of Merit 受賞
・オーバリン・ワークショップ(2017、2018)に参加
・2019年 小田原に工房をオープンする
素晴らしい職人達との出会い
職人の履歴は他の職人達との出会いの履歴でもあります。
私が特に大きな影響を受けた職人達を紹介します。
大瀬国隆
富山の五箇山に工房を構える大瀬氏にアルシェ入社時より製作のいろはを学びました。
アルシェの歴史は大瀬さんと共にあります。
ルイス・カポラレ Louis Caporale
Caporale & Ochandoのルイス・カポラレにバイオリン製作の手ほどきを受けたことと
多くの楽器やオールドボウを見せて頂いたことで今の自分があると思っています。
光を使った立体やアウトラインの見方など、物づくりの基本の多くを学びました。
デイビッド・ホーソン David Hawthorne
私の現在の技術や道具立ての多くはボストン在住のデイビッド・ホーソンに教わったものです。
バロックボウや弓の歴史に精通しており、演奏性に優れた弓を作ります。
マット・ウェリング Matt Wehling
マット・ウェリングとは2017、2018年度オーバリンのワークショップで数週間を共にしただけですが、その間彼のウーシャスクール伝統の技術と仕事ぶりを間近に見ることが出来たのは私にとって幸運なことでした。